茨戸アカシアハイツにおける今後の復興への取り組みについて【要約】
(全文はPDFでご覧ください)
札幌恵友会では、札幌市の現地対策本部のご協力もいただきながら、茨戸アカシアハイツ復興に向けての計画を取りまとめましたので、お知らせいたします。
1 復興の時期
感染された全ての方の陰性化が確認され、施設として再出発する復興の時期については、
2020年7月上旬を目標とします。
2 復興後の施設運営
約80名の入所者の方が再びアカシアハイツにて生活していただき、必要な健康観察を継続しながら、感染発生前と同様の介護サービス・医療を提供いたします。
なお、ご本人・ご家族の方が他の福祉施設等への転出を希望される場合には、ご相談の上、真摯にご対応させていただきます。
3 復興の手順
今後1か月を4段階に分けてグリーンゾーンを広げていく
- 第1段階(6月第1週)
・2階フロアの厳密なゾーニングを実施
・2階を東西に分離し、PCR陽性の入者全員を西側に移動。
・東側のクリーニングを実施
・各ゾーン別担当職員は専従
- 第2段階(6月第2週)
・1階にいる濃厚接触者を2階東側居室へ移動
・1階フロア全体のクリーニング実施
・各ゾーン別担当職員は専従
- 第3段階(6月第3・4週)
・2度陰性確認された寛解した入所者を順次1階グリーンゾーンへ移動
・各ゾーン別担当職員は専従
- 第4段階(6月末)
・2階西側の2度陰性が確認された入所者全員が移動した段階で2階西側をクリーニング
・2階東側の濃厚接触者は、この段階で感染性は極めて低いと判断され、グリーンゾーンとなった2階西側へ移動し、東側のクリーニングを実施。
・以上の工程をもって全館グリーンゾーンとなる
※これらの時期は現段階での目安です。随時必要な見直しを行っていきます。
※5月下旬に開設した「すずらん」では一時的に現在2度陰性になった方の健康観察を行っています。今後は「すずらん」もしくは「茨戸アカシアハイツ」の1階グリーンゾーンにて健康観察をします。また、「すずらん」は時期、状況を見て閉館します。
4 長期的な法人としての取り組み
⑴ 感染症の防止対策
施設の復興に当たっては、札幌市の指導も受けながら、感染症防止対策を強化してまいります。
① 専門家のご意見を踏まえた感染対策マニュアルの見直し、修正、追加
② 職員研修の徹底
③ 施設内の備品常備、衛生管理 など
⑵ 職員確保について
復興後の施設運営に従事する職員(医師1名、看護師14名、介護士25名)は、職員の復帰や採用により必要数を確保します。
医師については、茨戸アカシアハイツ施設長兼医師1名がグリーンゾーンにて復帰予定であり、そのバックアップとして非常勤医師にも診療を委託します。