令和3年1月22日
はじめに
当法人の運営する介護老人保健施設「 茨戸アカシアハイツ」において、令和2年春に新型コロナウイルス感染拡大によりクラスターが発生致しました。多くの入所者の方々、ご家族の皆様に多大なご不便、ご心配をおかけしたこと、多くの方が亡くなられたこと、地域の皆様にご迷惑をおかけしたことなど重く受け止めて参りました。
現地対策本部が設けられ札幌市や道だけではなく、国の災害医療の専門家の方々が主体となって支援を受けることが出来、道内外から多くの医療従事者、介護従事者の方々に応援に来ていただけたこと、また支援物資やご寄付を賜りました方々に改めて心からお礼を申し上げます。
7月3日に終息宣言を発表した後、札幌市が検証委員会を発足し感染拡大に至った経緯や課題などの調査が行われました。現地対策本部に入っていた当法人の理事2名も外部アドバイザーとして検証作業に立ち会いました。
市の検証報告書とは別に私どもでも法人・施設として二度と感染拡大を起こさない為に独自の検証作業を進めて参りました。そして昨年末にかけてメンタルケアを目的とした専門家による面談を施設職員に対して終えたことから、この度発表出来ることとなりました。
検証をもとに、今後も日々の感染予防に気を配りながら組織改革を進め、安心安全な施設運営に努めてまいります。また、クラスターが発生した他の施設への応援や、依頼を受けて研修や講演などの活動も行っております。今回の教訓を生かし、社会に少しでも貢献できることが支援・応援下さった方々への恩返しだと思っております。
お亡くなりになった17名の入所者の方々のご冥福を改めてお祈りするとともにご遺族の皆様に心より哀悼の意を表します。
※下記をご参照下さい。
「茨戸アカシアハイツ」における新型コロナウイルス感染拡大の検証報告書(PDF参照)
社会福祉法人 札幌恵友会
理事長 宮坂 勝文
常務理事 伊東 愼二
電話 011-769-6868
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